岡本 茂樹(おかもと しげき)
1948年12月生まれ(佐賀県鳥栖市出身)
1974年4月に医師となり約38年間、主に小児科診療に携わってきました。地元の千早病院では、初期研修に始まり、地域病院の一般小児科医としての基礎をつくることができました。また日本最南端の沖縄県石垣島にある県立八重山病院では未熟児から思春期までのこども、救急医療から慢性疾患、発達障害まで幅広い包括的小児医療に携わりました。福岡徳洲会病院では、NICUで周産期、未熟児新生児医療、24時間の救急医療に携わりました。
開業後16年を経、これまで1万1千人余の患者さんの診療にあたることができました。開業時には千早病院で診た患者さんが母親となりこどもを連れて受診してくれましたが、今は開業時に受診した患者さんがまた母親となってこどもを連れてきてくれます。
今後もさらに経験を深め、地域の小児医療に貢献したいと思っています。そして、新生児から青年期まで、こどもを中心とした家庭医としての役割を果たせるよう頑張ります。また、日常の診療のみでなく、こどもたちをタバコの害から守る運動、「患者さんの権利」を尊重する運動、またこどもたちの未来のために平和を守る運動に常に関心を持ち、行動していきたいと思っています。
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専門医療
小児科一般、感染症、新生児医療、東洋医学(漢方診療)、
アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど)
地域医療
校医:福岡市東特別支援学校
園医:さわらび保育園、貝塚幼稚園、奈多幼稚園、愛咲美保育園
すくすく保育所、千早病院院内保育所、こもれびの里保育所(広川)
香椎ヤングラガーズメディカルスタッフ
免許・資格
1974年06月 医師免許取得
1990年01月 日本小児科学会認定医取得
1990年04月 日本東洋医学会専門医取得
経 歴
1948年12月生まれ(佐賀県鳥栖市出身)、63歳(2012年5月現在)。
1967年03月 福岡県立明善高校卒業
1974年03月 九州大学医学部卒業
1974年04月 国家公務員共済組合連合会千早病院小児科勤務
1983年07月 沖縄県立八重山病院小児科勤務
1992年05月 福岡徳洲会病院小児科勤務
1995年12月 おかもと小児科クリニック開院
その他
福岡県反核医師の会代表世話人、日本反核医師の会常任世話人
ふくおか子どもの医療を守る会世話人
おきなわとむすぶ市民行動福岡世話人
日本禁煙推進医師歯科医師連盟会員
◇ 当クリニックは、主に小児科を診療科目とする無床の診療所です。
漢方診療もいたしますので、成人の方もご希望があれば診療いたします。
◇ 診療時間は、こちらをご覧ください
◇ 一般診療は、現在予約診療をしていません。原則として受付順に診療します。
次回診療日を指定する場合がありますが、診療時間を予約することはできません。
◇ 急患で症状の重い患者さんや新生児、3か月未満の乳児の場合は、優先する場合がありますのでご了承ください。
◇ 予防接種・乳幼児健診・育児健康相談・禁煙支援は原則予約が必要です。窓口や電話で予約ができます。
当クリニックで初めて予防接種を受ける場合は、今後の予防接種計画を立てるため多少時間を要します。
◇ 予防接種 詳しくはこちら
◇ 乳幼児健診(育児相談) 詳しくはこちら
◇ 禁煙支援 詳しくはこちら
◇ 主な紹介先病院
●福岡東医療センター
●福岡市立こども病院
●千鳥橋病院
●九州大学病院小児科
◇三つのスローガン
・こどもたちのために何かをしよう!
・こどもをタバコの害からまもろう!
・「患者さんの権利」を尊重し、健康と平和のためにつくします!
一、患者の権利を尊重します。
二、病気は患者(患児)・家族・医療従事者(医師、看護師ほかコメディカルスタッフ)の三者の協力で治療します。
三、治療とともに予防を重視します。
四、薬物治療のみでなく、生活指導、自然治癒力の促進を基本とします。
五、専門医より家庭医としての役割を重視します。
六、育児相談は、こどもと両親(家族)の立場に立って、何でも話せる相談相手になります。
病状や治療の説明は、患者(家族)の納得のいくまで行います。
七、解熱剤はできるだけ使用しません。患者の自然治癒力を弱めることがあるからです。
抗生物質の使用は必要最小限にします。小児の感染症、特に呼吸器感染症は、
ほとんどがウイルス性で抗生物質は無効であり、無用な抗生物質の投与は副作用の増加や
耐性菌の増加を招き、医療費の増加にもつながるからです。
こどもを恐がらせる検査は、必要最小限にとどめ、できるだけこどもにも説明し、
了解を得るように努力します。
ハ、服用できる患者(患児)には、漢方薬による治療も勧めます。
漢方薬は、病気によっては西洋薬より有効です。
九、患者や家族の禁煙相談に力を入れます。喫煙(たばこ)は、大人にもこどもにも有害です。
十、こどものためになにかをしよう。院内だけでなく、院外活動にも力を入れます。
当院では、患者さん(および家族のみなさん)と医療従事者との間に良好な信頼関係を築き、
より良い医療を受けていただくために、次のことを宣言し基本姿勢にします。
一、「個人の人格を尊重される権利」
患者さんは、病を自ら克服する主体として、その人格を尊重されます。
こどもは、独立したひとりの人間として、その人格を尊重されます。
二、「平等な医療を受ける権利」
患者さんは、人種・年齢・性別・地位などにかかわらず、平等な医療を受けられます。
三、「適切な医療を受ける権利」
患者さんは、適切な医療を受けることができます。
患者さんは、適切な他の医療機関や医師を選ぶことができます。
また、患者さんは、適切な他の医療機関や医師への紹介を受け、
治療に関する意見を聞くことができます。
四、「医療上の情報を知る権利」
患者さんは、症状や投薬・検査・処置・手術の目的・内容・危険性について、
十分納得できるまで説明を受けることができます。
患者さんは、希望すれば、診療録(カルテ)など自分の医療記録を閲覧し、
複写することができます。
五、「医療上の情報の説明を受け、自己決定する権利」
患者さんは、医療内容について十分説明を受けた上で、
自己の意志と責任に基づいて医療行為を選択して受けることができますし、断ることもできます。
六、「プライバシーを保障される権利」
患者さんのプライバシー(個人の私的情報の守秘)は、十分尊重し、保障されます。
一般診療
窓口での受け付け順です。(電話で受付順番を決めることはしていません。)予約診療は現在行っていません。
一人の診察に平均5~10分を要しますので、待ち時間を考慮する場合の参考にして下さい。
また、患者さんの症状や処置、二次病院への紹介などにより時間を要する場合があります。
このような場合は窓口にお知らせを出しますのでご了承ください。
診察の優先
ただし、次のような方は、受付の時にお申し出ください。診察を優先するか、特別な指示を出すことがあります。
・瀕回の嘔吐や下痢があり、ぐったりして元気がない。
・ひきつけ(けいれん)をおこしている。
・息ができないほど呼吸が苦しい。(激しい咳や喘息発作)
・がまんできない激しい頭痛や腹痛を訴えている。
・うとうとして、まわりの刺激に反応しない。
・新生児および3カ月未満の乳児
・その他、急を要すると思われるとき。
待ち時間中の中座
待ち時間が長いことが予想されるとき、自宅や車中でお持ちいただくことがあります。
最初の受け付け順は有効ですが、呼ばれたときに待合室にいないときは、次の方を先に診察することになります。
◇ 予防接種・ 乳幼児健診・ 育児相談・ 禁煙支援(詳しくは各項をクリックしてください。)
完全な予約制です。電話で予約することもできます。
一般診療で予約制をやめた理由
以前当クリニックでも一般診療での予約を行っていました。
小児科の対象疾患が、感染症を中心とした急性疾患が主であることを考慮して、
完全な予約制でなく予約患者さんを優先して当日受付も行うという不完全予約制でした。
しかし、予約された患者さんと当日受付の患者さんの診察順番の決定について、
患者さん側にも受付事務職員側にもストレスが多く、うまく運営できませんでした。
とくに患者さんの多い冬季に、混乱することが多く、その後一般診療については、
予約制を止め、受付順の診療に戻りました。ご了承ください。
当クリニックの診療スタイルでは、一人の診療に平均約5~10分かかります。
診療をお待ちの場合は、ご自分(お子様)が何番目の診察かをお確かめの上、ご参考にしてください
TEL(092)661−5520を利用してください。
ただし、院長が出張中ややむを得ない理由で相談に応じられないとき、
または留守番電話の時はご容赦ください。
* 上記に連絡が取れないときは、申し訳ありませんが「福岡市急患診療センター」を参考に、受診してください。
昔から、こどもの具合が悪くなるのは、夜間や土曜・日曜に多いことが親にも小児科医にも悩みの種です。福岡市では、現在平日夜間、土曜・日曜の急患体制が整っています。しかし、香椎周辺からは、やや遠いことが難点です。
当院では時間外に具合が悪くなり急患となった場合には、できるだけ電話による相談に応じます。
必要な時は診察することもあります。どうぞご利用ください。
ただし、院長が遠方へ外出しているときなどやむを得ず診察や相談ができないこともありますのでご容赦ください。
また時間外や夜間は、人手も不足し、処置・検査や投薬にも制限があり、十分な医療ができない場合もあります。
できるだけ昼間の受付時間内に受診されるようにお頴いいたします。
時間外や夜間に受診すれば、時間外・深夜受診料が必要になり医療費負担も増加することになります。
電話相談の場合にも、雷話再診料をいただくことがあります。
つぎのような感染性の病気が疑われるときは、受付時にお申し出ください。
(事前に電話でご連絡いただければ幸いです。)
待合室での院内感染を防ぐために、速やかに隔離診察室または、処置室の隔離コーナーや別室にご案内します。
さらに、隔離が必要な患者さんが多いときは、待合室外(車や自宅)で待機していただく場合があります。
感染性のある患者さんは、薬局(の待合室)でも他の患者さんとできるだけ接触しないようにお願いいたします。
・はしか(麻疹) ・ふうしん(風疹) ・みずぼうそう(水痘) ・帯状疱疹
・おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス) ・手足口病 ・咽頭結膜熱(プール熱)
・流行性角結膜炎 ・急性出血性結膜炎 ・インフルエンザ
・百日咳 ・溶連菌感染症(猩紅熱) ・とびひ(伝染性膿痂疹)
・その他の原因不明の発疹をともなう場合
・伝染性が強いと思われる場合
以下の場合は隔離する必要はありません。
・りんご病(伝染性紅斑) ・みずいぼ(伝染性軟属腫)
・通常のかぜ(普通感冒)と思われる場合
・急性胃腸炎:吐物と下痢便(おしめ)の処理とその後の手洗いを念入りにお願いします。
当院では、投薬は原則として直接行いません。(時間外や休日の診療時に、薬局が開いていないときに限り、短期間最低限の薬剤を例外的に処方することができます。)
不必要な投薬を制限し、調剤ミスの防止と十分な服薬指導が行われるように、薬剤の処方が必要なときには、医薬分業に基づき院外処方箋を発行します。
院外処方箋により、患者さんは調剤のできるどこの薬局(保険診療による院外処方箋では保険調剤薬局のみ)でも、処方された薬を購入し(保険診療による処方箋では薬剤の給付)、服薬指導を薬剤師より受けることができます。
患者さんは医院と薬局の2ヵ所の訪問が必要で不便なようですが、処方内容について医師と薬剤師とのダブルチェックが行われ、より安全な薬剤投与ができる利点があり、患者さんのためにも利益になるものと考えます。
もちろん薬の投与に関する最終的な責任は医師にあり、症状や病気の説明と同じく投薬に関する説明も十分に行うつもりで必要にして十分そして安全な投薬を心がけますが、もし万が一なにか服薬による問題が生じたときには、その薬剤を必ず残してご持参の上、ご相談くださるようにお願いいたします。